音楽と脳科学の関係
ピアノは脳にいい
(脳科学者 澤口俊彦先生の言葉)
乳幼児期における音楽教育の必要性と、その多方面にわたる相乗効果については指導者たちの間では、すでに実証されていました。近年の脳科学研究の進歩により、乳幼児期における音楽教育、特に鍵盤楽器の学習が脳の発達に有効であることが、科学的にも実証されてきました。
また英才教育にはプラスに働く効果とマイナスに働く因子があるのに対し、鍵盤楽器の学習のみマイナス因子が全くないという結果が出たそうです。
しかもこれは、楽しく学習したらという前提での結果です。
6歳までの五感を刺激する絶対音感とピアノのレッスンは、感性や習慣、そして理性を司る脳の発達へとつながっていきます。また人間の脳細胞は、生まれた時をピークに1年間に約1000億個と言うスピードで使わない細胞が減っていくことを考えると、乳幼児期からのレッスンは大きな意義があると言えます。
音楽能力と学習能力
⚫︎数学的な問題解決能力
音楽のリズムパターンを認識するプロセスが、数列やパターンを認識するプロセスに似ているため、数学的な問題解決において有利だと言われます。
⚫︎語学の習得
脳の音楽処理と言語処理音に関わる領域が一部重複していること、音の高低・リズム・パターンを認識しやすいため、外国語の習得にも役立つと言われています。
⚫︎絶対音感とは
他の音と比較することなく単音を聴いて音がわかる能力です。生まれつきの才能ではなく、幼少期の正しいレッスンで必ず身につく才能です。
ピアノをやっている子は賢い、東大生の6割以上が音楽系の習い事をしていたなどと言われますが、これは単にピアノを習っていたと言うだけではなく、絶対音感が身についている場合の効果であるのです。
絶対音感を身に付けると、IQが平均10から20ポイント上がると言う研究データもあります。
音楽面では、テレビの曲や好きな曲を聴くだけで再現できるので、音楽が楽しくなり、ピアノ自体も楽しくのびのび弾けるようになります。
●聴く力、考える力がついてきた
●観察力が良くなり、勘が良くなった
●1つ伝えるだけで10わかる能力
●人の気持ちがわかるから、人間関係が良くなる
●記憶力が良くなり学力に直結
●理系の脳と文系の頭脳がどちらも育つ
と言われています。
絶対音感を持つ人は20万人に1人とも言われます。
耳が音を聞き分けられる臨界期(7〜8歳頃、個人差あり)までに身に付けなければ、どんなに努力をしても身に付くことはありません。
ピアノはもちろん、ピアノ以外にも、数学的な問題解決能力、語学の習得など、さまざまな学習のためにも役立つ才能です。
お子さまは、絶対音感のレッスンが大好きです。保護者さまは、お子さまの吸収力のすごさに感動されます。お子さまの「好き」が「才能」に変わる絶対音感レッスンで、お子さまの未来の可能性が拡げていきましょう!
音楽教室KaoRisM♪は、宮崎県内唯一、絶対音感コーチ学会認定校です。
乳幼児期に大切なこと
3歳頃から16歳ごろにかけて、脳神経細胞(ニューロン)を繋ぐ回路であるシナプスが消滅していきます。これは、優良な回路を残すために、不要なものを無くしたり、必要な回路を作り出すために必要なことです。
遺伝、乳幼児期の体験、現在の生活環境、思考パターンなどから、よく使う回路が残っていき、その人らしさが形成されます。
優良なシナプスをたくさん残すためには、生まれた時からのスキンシップ、語りかけ、たくさんの経験から湧き起こるさまざまな感情をじっくり感じることで、今はまだ 特別な夢や目標が決まっていないお子さまの、未来の可能性を拡げていきましょう!
乳幼児期は、その後の人生で辛くなったり、行き詰まった時にどうやって立ち直るか、どうすれば楽しく生きていけるのか、そんな人としての強さを備える時期なのです。
生まれた直後からシナプスが増える
⚫︎脳神経細胞(ニューロン)
生まれたばかりの赤ちゃんが最も多く1000個とも言われています。成人の約1.5倍あり、成長とともに減っていきます。
⚫︎シナプスとは
ニューロン同士を繋ぐ回路をシナプスと言います。生後すぐから3歳ごろまで、良い刺激によってどんどん広がります。シナプスの数を増やすことで脳内で神経情報を処理する分量や速度が増し、賢くなるといわれています。
⚫︎幼少期からのレッスンの効果
聴覚は、小さければ小さいほど吸収力があります。お子さまそれぞれの発達段階、興味・関心にあわせた働きかけが大切です。
スキンシップの効果
⚫︎スキンシップは、情緒が安定し免疫力もアップ!!
【触覚】皮膚を撫でたりさすったりする刺激
【聴覚】心地よいママ、パパ、家族の声
【嗅覚】温かい抱っことママ、パパ、家族の匂い
【視覚】優しいママ、パパ、家族の表情
インプット・アウトプットの時期
⚫︎インプットの時期
まだわからないと思ってお子さまの前で、悪いことを喋らないで下さい。大人が考えるよりもたくさんのことを吸収しています。
⚫︎アウトプットの時期
インプットがいっぱいになると、吸収したものをアウトプットするようになります。個人差がありますが、早い遅いは能力の差ではありません。慌てなくて大丈夫です。
楽しさの重要性
楽しい→集中する
集中すると継続できる
継続できると上達する
楽しいから集中力が持続する
楽しいから脳が活性化する
だから、楽しさは需要です!
お子さまには無限の可能性がある
親は我が子のことが大切で、愛しているが故に、つい我が子の足りないところに目がいってしまいます。
これは親としての本能なので仕方ないことでもあるのですが、お子さまにとって必要なことは、未来に向けて考えていく思考ではないでしょうか?
ムリ・できない(投げやり・あきらめ・否定)、⚪︎⚪︎のせいで(責任転嫁・現実逃避)等、出来ない理由探し、お子さまの可能性を否定してしまう言葉は使わないようにしています。
人は、解って・認めてもらえると、そこからグングン伸びます。
100人いれば、100通りの個性があります。今は短所に見えるかもしれませんが、どんな個性も、長所になります。
大切な時期と過ごし方
特に有効な3歳頃までは、人生において一番、シナプス(脳神経細胞を繋ぐ回路)を増やせる時期です。歌、リトミック、絵本、知育、工作を取り入れたレッスンで、お子さまの興味の範囲を拡げ、好奇心を育てます。
3歳から15歳頃までは、使わないシナプスが消滅します。優良なシナプスをたくさん残していくために、色々な経験、様々な感情を知ることが大切です。発表会や教室でのイベントでは、人と人との関わりの中で実際にいろんな経験をしてほしいと考え、さまざまな企画をしています。
自信がある子に育てよう
広辞苑によると、自信とは、「自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと」とあります。
自信とは大きく2種類に分かれています。
自分自身の能力による自信(自己効力感、自己効用感)と、自分自身の存在価値に対する自信(自己肯定感、自己価値観)です。
例えば、何か課題に取り組み、成果が出せたときに生まれる自己効力感は、さらに上を目指そうという向上心を湧かせます。
自分自身の存在意義や自分がそれをやることの意味から生まれる自己肯定感は、多少の能力不足や見込みの甘さがあったとしても、失敗にくじけず、前向きに努力する継続力を湧かせます。
つまり、自己効力感と自己肯定感の相互作用により、自信がつくのです。
自己効力感は、どんな経験からでもつけやすい反面、脆くもあります。そのため、教育で重要なことは、自己肯定感を高め、自らの手で未来を切り拓く子供を育む教育の実践だと言われています。
ありのままのあなたがいい
自分で自分の価値を感じ、自分の可能性を心から信じられること。他人との比較や優劣で得られるものではありません。
自己肯定感は、生きていく上でとても大切です。
いい子じゃなくても、容姿端麗じゃなくても、成績優秀じゃなくても、ピアノが上手じゃなくても、イタズラしても、嘘をついても. . . . . . 自分の存在そのものを認めてくれる人がいることが、何にも変えがたい幸せであり、宝物なのです。
小さい頃から始めると、10年以上のおつきあいになるピアノ教室。
大切なお子さまの第二の母の気持ちで、この子のために一番良いことは何かを考え、真剣に向き合っています。
ピアノ以外のことも気兼ねなく相談できる大人が、家族以外にもいることは、子どもの心の安定にも良いと思っています。
人生を豊かにする音楽
音楽は、脳に素晴らしい影響を与えます。
癒してくれたり、励ましてくれたり、楽しさがより楽しくなったり……あなたの人生をもっと豊かにしてくれます。
そしてピアノを弾くことは、楽譜を読む、脳で考えて、指を動かして弾いて、聞こえてくる音を確認しながら楽譜を読んで考えて弾く作業を繰り返します。音楽は時間の経過の芸術であり、五感をフル活用します。
また、ピアノの上達は長期にわたるので、小さな成功体験をたくさん積み重ねることができ、自信がつきます。
KaoRisMでは、いつも笑顔、ポジティブでハッピーな声掛けで楽しいレッスンを心がけています。ピアノは導入期がとっても重要です。初めに好きになると、一生楽しむことができ、好きになることで可能性がぐんと広がります。
お子さまの指導を得意としており、今は短所に見える個性が才能になり、何事にも前向きに挑戦できる心が育つよう、自己肯定感アップを徹底しています。